アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

2011-01-01から1年間の記事一覧

放射能測定、スタート

最近発足した放射能測定市民ネットワーク(事務局・飯田市)http://rm-ina.net/の機械が伊那市にやってくるというので、その説明を聞きに出かけてきた。同ネットは放射能から自らの手で子ども達を守ろうという趣旨で始まり、募金をあつめて機械を購入し、自…

まじない

あまりに更新ペースが悪くてすみません。ちょっと前の写真ですが・・・人参を掘りあげて埋める(地獄埋め)ときの一枚。知人から「杉葉を入れておくとネズミが来ないよ」と聞き、おまじないのつもりでやってみたところです。ここはハウス外、春先に掘り出す…

■□■講演会のお知らせ■□■

急ですが、おしらせ。私も出かけてきます。■□■講演会のお知らせ■□■ 有機農業が目指す 脱原発と自給、共生の社会日時:11月26日(土)13:30~(13:00開場)会場:長野県 安曇野市三郷公民館講師:槌田 劭(つちだ たかし)氏参加費:500円お申し込…

人参好調

今年は人参の出来がいい。昨冬、出入りしている精米屋からそば殻を大量にもらって燻炭やらぼかしやらをいっぱい作ったのを入れた畑のものが特にいい。ここはまだ借りて5年くらいで、あんまり肥えた畑ではないんだけど、今年の人参は大根を見まがうほどの大…

冬支度

10月後半以降暖かい日が続いたがここにきてさすがに冷え込んできた。家のペチカにも火が入り、朝は雨水桶に氷が張るように。野菜の収穫もこれからは日が高くなってからになる。頑張っていたピーマンやトマトはさすがにもう終わり。そんな中、農場は冬の準…

新米できました

ここのところ慌ただしい日々が続いているなか、なんとか稲の脱穀が終わった。上37袋、下19袋(うちもち5袋)の計56袋。米ぬか除草をやめ、油かすと蛎殻散布だけという元のスタイルに戻したのがよかったのかな。例年新米がとれると手巻き寿司を楽しん…

23日、駒ヶ根で

今年も駒ヶ根で開かれる「みなこいワールドフェスタ」国際広場での出店のお声がかかりました。例年協力隊の県OB会ブースに参加させてもらっている農場主、また雑穀や野菜を持ってにぎやかしに行こうと思います。今度の日曜日、10/23(日)午前9時頃…

おわび

このところ、ポカが多い。「楽しみにしていたのに届きませーん」「違う日に届きましたあ」などの苦情電話をかみさんが取ることも多く、苦情が倍になる。急に注文が増えたせいもあるけど、落ち着きがなくなっているのも事実。腰を据えて仕事をしなければ。さ…

稲刈り

今年もやりました、稲刈り。例年より暑いくらいの秋晴れのもと、子ども達が走り回り、美しいはざができあがっていくのを眺めるのはやっぱりなによりも気持ちよい時間でした。このなにげない風景を大切にしたいものです。年々参加者が減っているのがさびしい…

稲刈りのおしらせ

今度の日曜日、10月9日(日)に農場の田んぼで恒例の稲刈りを行います。農場の活動を広く知っていただくこともあり、消費者の方はもちろん、どなたでも参加できます。刈り取りはバインダという小型の機械ですが、昔ながらのはざ(はぜ)架けを体験したい…

つめあと

台風が、去った。久々に台風らしい台風だった。この写真、なんだか分かります?もとはインゲンとキュウリのトンネルだったもの。完全にひっくり返りました。修復不可能。連日たくさん採れていたけれど、今年はこういうわけでこれでおしまい!ただでさえ端境…

続き

もうひとつ、お話ししたいことがあります。それは、わたしたち自身の生き方、暮らし方です。わたしたちは何気なく差し込むコンセントの向こう側を想像しなければなりません。便利さや発展が、差別や犠牲の上に成り立っていることに思いを馳せなければなりま…

武藤類子さんのスピーチ

出かけられなかったけど思いは一緒だった東京での脱原発集会。知人からのメールを転載します。長いので二回に分けますね。9月19日東京・明治公園で行われた「さよなら原発1000万人アクション」。ニュースでは あまりとりあげられていませんがものすごい数の…

秋到来

台風12号が、秋を連れてきた。赤とんぼが舞い、空にはうろこ雲。朝は息が白くなるくらい、寒い。思えば台風のパワーはすごい。被害はもちろんだけど、気候を一変させてしまう。7月の6号は梅雨前線を復活させて冷夏をもたらしたし、今回のは空気を秋のそ…

パン用地粉

今年の小麦粉は「ハナマンテン」という新品種。娘の学年が去年取り組んだ小麦栽培で使っていて、とてもおいしかったので農場でも導入してみた。グルテン含量が多いようで、日本ではなかなかできない強力粉に限りなく近い感じである。早速我が家ではパンやら…

4歳がんばる

行ってきました、木曽駒ヶ岳。天気予報をにらみながら二度延期。三度目の正直か、と思われたけれども、ロープウエーをあがっていくとだんだんガスが広がってぽつぽつ雨も。まあそのうちあがるだろうと思って登ったけれど、とうとう最後までガスは晴れません…

米粉、あります

毎度おなじみ山田屋精米所(宮田村)に小麦粉と一緒に米粉もひいてもらった。煎餅加工やどぶろくにしていた、粒の小さい米。第三弾の、由緒正しい生まれ変わりである。うるち米の、いわゆる上新粉。餅米の白玉粉とは違う。これでかみさんが団子を作ってくれ…

広瀬隆氏講演会@いなっせ

知人から以下のおしらせがきました。大学時代に「東京に原発を」とか「ジョンウエインはなぜ死んだか」などよく読みました。読んでもなにも変わらなかった、変えなかった自分が、いまになって悔しいです。では以下、チラシより<広瀬隆氏 夏休み特別講演会>…

夏野菜、本番

トマト類やピーマンが取れ始めた。夏野菜も本番の雰囲気。ナスとトウモロコシがまだだけど、セットに果菜が占める割合が増えてきた。現在のセット内容はキャベツ、スティックセニョール(茎ブロッコリー)、コールラビ、チマサンチュ、おかひじき、島村いん…

子どもたちを放射能から守る伊那谷ネットワーク

農場主が春先から脱原発運動にかかわってきた仲間達を中心に、標題の活動が始まった。ブログもできたので関心のある方はぜひ。http://kodomoinadani.blogspot.com/忙しくてなかなか参加できない農場主。学校給食のために情報公開請求したり、市教委と懇談し…

虎視眈々

上にいるやつはもうへろへろだな~次は俺の出番。しっかり足固めをして、代表の座を・・・あ、ナガタ町の話ではなくハタケの話でした。ほとんど終わりになったエンドウと、世代交代を待つ秋のキュウリ君。台風一過。梅雨明け以来久々の雨でしたが、抜けた昨…

暑い!

言い飽きたけど、つい言ってしまうのがこの言葉。梅雨明け十日というけれど、早い梅雨明けから連日の猛暑である。一日3リットルほどのお茶に、塩をなめなめの日々が続いている。田の草は一応手取りが一巡したので、畑作業へ。悲惨な出来の玉ねぎを収穫した…

別れと出会い

ここのところ、若い頃お世話になった方が相次いで亡くなった。ともに精神的に自分を支えてくれていた大きな存在だったので、その喪失感はとても大きかった。そんなにしょっちゅう会える人ではなかったけど、この世で一緒に生きていて、応援してくれている、…

田の草取り、開始

田植えから3週間。手押し除草機はかけたけど、株間の取れないヒエやクログワイを手で取る作業が始まった。梅雨らしい梅雨で、畑にはなかなか入れない。そういうときはハウス仕事か草刈り、そして田の草取り。腰をかがめて田んぼに這いつくばると、田んぼの…

声をあげる

伊那市議会に新設された「電力・エネルギー問題等対策特別委員会」で初めて開かれた勉強会に、陳情者として招かれ、意見聴取された。僕ら「子ども達の未来を考える伊那市民の会」のほか、労組会議や共産党系団体の3団体が、それぞれ浜岡原発の廃炉や国策と…

議会で意見発表します

あす15日午前10時20分から、伊那市議会特別委員会で意見聴取に呼ばれています。浜岡の廃炉と脱原発政策を求める意見書について、提案者として説明してきます。傍聴は自由なのでその時間に第一委員会室へ。緊張しそう~。でもせっかくのありがたい機会な…

お田植え

田植機を新調したり、苗の生育がまずまずだったため今年は快調に終わりました。毎日半日充てている植え直しも今日中に終わりそう。畑の方はキャベツと白菜が巻きはじめ、スナップエンドウがそろそろ取れ始める。このあたりが揃ってくれるとセットが組めるん…

浜岡廃炉の陳情

伊那市議会に提出してきました。議員さん、ちゃんと資料読んでね。ほかの市町村でもだれかやってくれないかなあ。転載大歓迎。「浜岡原発の廃炉とエネルギー政策の見直しを求める意見書」の決議を求める陳情書(案)【陳情趣旨】3月11日に発生した東北日本…

訂正

専門家からの指摘があり、陳情書のうち「配管の破断」で原子炉を止められなくなるとするのは間違いでした。水が漏れて燃料棒がむき出しになるとむしろ中性子の減速材がなくなるため核分裂は止まるということでした。もちろん冷却剤がなくなるわけでもあり、…

そぼ降る雨に

暑かった日が去り、またしっとりした雨。福島からの風が長野県内にも吹いているそうだ。各地で測定してくださっている放射線量の値はいまのところ大きな変化はないようだけど、注意したい。恵みの雨である。穂を出したばかりの小麦も、なんだかうれしそうだ…