アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

2013-01-01から1年間の記事一覧

年末年始

前回の書き込みから一ヶ月。もう今年も終わろうとしているのに、はたと気付いた。週刊誌の四こまマンガに「誰も言わないけど21世紀は時間の流れが速くなっている。これはおかしい」などとひそひそ声で話すおじさんが登場していたが、そう、農場主と同じく…

冬はそこまで

晩秋ですねえ。先週末は野沢菜を漬け込みました。20kgほど。一度塩水に漬けてからあらためて本漬けする横山タカ子さん流で、毎年水がなかなか上がらずうまくいかなかったのが今年は20kgの平べったい重石を購入するなどですんなり水が上がった。煮干…

新米はじめました

台風やらなんやらで雨の日が続いてなかなかできなかった脱穀がようやく終わり、我が家にも新米が登場しました。例年通りまずは手巻き鮨でいくらといただき、翌朝は温かいご飯を。この香りとなんともいえない食感。やっぱりたまりませんねえ。今年の収量は4…

お疲れさま

長年の酷使がたたって、とうとう農場のトラクターが廃車となりました。といってもトラクター本体はまだまだいけるのですが付属のロータリー(耕耘部分)が軸から外れ(3度目です)、とうとう修理不能になったため。ロータリーだけ交換すればいいや、と思っ…

ペチカ

このところ続けざまに台風がやってくる。当たり年のようですね。で、台風が北風を運んできてこのところ一気に晩秋のように冷えてきました。日曜日は朝から冷たい雨で、ちょっと早いけどペチカに点火。半日ほどしてじんわり暖かくなってきたころには外気温も…

稲刈り

秋晴れのもと、恒例のアンナプルナ農場稲刈りを行いました。消費者の方をはじめ息子の友だちなど子どもたちがたくさん手伝ってくれて楽しい一日になりました。3月の塩水撰以来種まき、田植え、そして草取り、と文字通り八十八回手をかけてきた稲さんの卒業…

爪痕

台風18号が日本を縦断していきました。久々の本格台風という感じで、我が家ももう50キロほどずれていたら目に入っていました。ハウスが強風で飛ばされないかヒヤヒヤでしたが、なんとか持ちこたえてくれました。その代わりに目に飛び込んできたのがこれ…

稲刈りのお知らせ

ちょっと早いですが・・・。来月10月13日(日)、恒例の稲刈りをします。昔ながらの天日干し(はざ掛け)を一緒に体験してみませんか?お昼は農場特製の具だくさん豚汁も楽しめるし、お子さんにはカエルやイナゴと戯れることもできますよ。農場近くには…

えごま油始めました

アンナプルナ農場発の新しい加工品が発売になります!古来日本で油といえばこれ、「えごま油」。江戸時代に菜種油が主流になるまでは食用のほかあんどんなど幅広く使われていました。栽培の歴史は古く、縄文時代の遺跡から出土するなど「最古の栽培植物」と…

お米について

お盆を過ぎても暑い日が続きますが皆さんお元気ですか?記録的な猛暑で弊農場にも異変が。お米はもみのまま貯蔵して注文のたびに籾摺り、精米はしているのですが、少量の注文の場合、どうしても少し間があいたものを発送することになってしまいます。そんな…

白旗

参りました。ってこないだの選挙の話ではありません。田んぼの話。梅雨があけ、晴れが続いてつい田んぼの見回りを一週間ほど怠っていたら水が抜けて地面が露出していました。土手の草を刈ってみるとネズミ穴があり、水がだだ漏れに。おかげで田んぼは雑草天…

梅雨明け十日

といいますが、これまであまり経験してこなかったと思う。でも今年はまあまあそんな感じで、例年晴れ間が待ち遠しい麦刈りも連日の晴れ予想にのんびりできました。晴れが続くので畑仕事ばかり。麦刈りに新じゃが掘り、いろいろ草取り、定植・・・。おかげで…

果菜類登場

季節が移り、葉物ばかりだったアンナプルナセットにもなりもの(果菜)が登場してきた。今年はいつもと逆でキュウリが先でズッキーニもぼちぼつ取れ始めている。キュウリは昨年本格的につくって好評だったいぼいぼの「四葉(すーよー)」。その種取りをした…

山登り

結婚してからすっかりご無沙汰の山行。子ども達にもその楽しさを味わわせてやりたいと思いつつ、畑仕事というアウトドアの職業柄か山への興味がだんだん失われていく自分がいる。そんな中、やっぱり自分が小さい頃父に連れてもらったようにやらなければ、と…

出荷スタート

遅ればせながらようやくアンナプルナセットの宅配が再開しました。春先の低温と乾燥の影響で結球野菜が育たず、ここまで遅れてしまいました。楽しみにしていただいた皆さん、ごめんなさい!で、初荷。中味は長いもとジャガイモ、トマトピューレ(以上昨年産…

お田植え

天候不順の春も過ぎ、今年もなんとか田植えが無事終わった。子ども達も足を怪我したりで一緒にできるか危ぶまれたけれど、なんとかできてよかった。畑仕事を全くといっていいほど手伝わないわが子たち。農的生活といいながら、ずっと違和感を感じている。そ…

遅い春

2月は寒くて3月は暑くて4月はまた雪が降って・・・と慌ただしいこのこの春。というか、冬が過ぎたら夏だった、という感じ。例年遅霜にはやられるのだがことしのは格別だ。4月20日前後に相次いだ霜と雪で、野菜の生育が大幅に遅れていて、なんだか初出…

にょきにょき

ハウス脇の土手に植わっているうど。例年この時期になるときんぴらや天ぷらを楽しんでいる。今年は出荷につなげたいという下心から囲いをして籾殻を入れてみた。普通のうど栽培農家でやっている手法なんだけど、なるほど白くすっと伸びたうどがたくさん採れ…

じゃが芋値下げ

昨年のじゃが芋、だんだんしわしわになってきました。芽は時々かいているのだけど、水分が抜けるのはどうしようもない。でもその分甘みがのって新じゃがとは違ううま味が出てきています。で、結構まだあるのでこの際値下げすることにしました。キロ200円…

味噌造り

昨日は雨模様の中、朝から大釜で大豆を炊く。例年小さな寸胴鍋で何度も炊いていたけど、初めて大釜を借りてみた。これは市内の精米屋さんが大豆のミンサーとともに貸し出していたが、2年ほど前に店主の高齢化で店をたたんだために、常連客に譲渡されていた…

酷使

就農以来14年間、回り続けて畑を耕し続けてくれたロータリーの刃。いよいよすり減ってきたので思い切って全とっかえすることに。左が使用後、右が新品。よくまあここまで、というほど削れたり折れたり。ボルト穴がナメていて交換は難航しているが今日中に…

田んぼの準備

23日にもみの塩水撰と温湯処理をして、浸種を始めました。有機農業では殺菌に農薬は使いませんので、比重1・25の塩水で厳密に選別したもみを60度のお湯で5分間殺菌し、2週間程度水につけて芽を出させます。これをするといよいよだなあと実感します…

始動しました

はっ!と気がつけばもう三月も半ば。ここ一週間ほど一気に春が進んでいます。多かった雪も完全に融け、3日ほど前からひばりの声を聞くようになりました。そんな中、農場主の冬のバイトはそろそろ終わり。半日仕事で秋にやれなかった支柱の片付けや苗の管理…

踏みこみ温床

数日雨が続き、畑は12月以来久々の土が覗いた。で、踏みこみ温床に使う落ち葉集めに。近所の川沿いの雑木林で軽トラ一杯分。クヌギやアカシアなどの落ち葉を集めてきました。これを米ぬかや籾殻と混ぜて水を加えると発酵が始まり、その熱を利用して冬期の…

刀折れ矢尽きて

というかんじで、月曜日をもちまして今シーズンのアンナプルナセットの宅配は基本的に終了しました。白菜とかぼちゃが終わってしまったので、ちょっともう「野菜セット」とは言えないかな、と。かわいがっていただき本当にありがとうございました。これから…

静岡の方限定情報!

静岡市駿河区の無農薬野菜専門の八百屋「素直野菜feel」http://www.sunaoyasai.jp/さんと縁あって取引することになりました。近く弊農場の大根や人参、ジャガイモといった野菜を販売開始しますのでお近くの方は是非覗いてみてください。 店主の方とお会いし…

ぼちぼちセットが・・・

すっかりご無沙汰しています。いつの間にか年が代わり、ついでに宰相まで替わってしまいましたね・・・。「おめでとう」は言いそびれましたし、最悪の選挙結果でしたが、今年もどうぞよろしくお願いします。さて農場主一家は正月に例年通り明石に帰省しまし…