アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

2008-01-01から1年間の記事一覧

年の瀬のしあわせ

農場主は年末が誕生日。今年も家族に祝ってもらった。厄年も何事もなく乗りきれたようだーって念願の家は建てられたし家族は健康だし、この不況下なんとか経営は維持されているし、個人的にはまあ怖いほどいいことずくめの一年だった。支えてくれている大勢…

フォレスター

この秋から、伊那市がはじめた「フォレスター倶楽部」に入会し、道具の使い方などを習いながら近くの「ますみが丘平地林」の森林整備に月一回ほどのペースで参加している。 ここは木曽駒ケ岳北麓に広がる約68ヘクタールの森。戦後いったん開墾された後放置…

日だまり

このところ雨が降ったり、少し冷えこみが緩んでいる。そんな中、ネギたちをハウスに取り込み始めた。畑の中で、最も長生きなこのひとたち。一昨年夏に種をまき、2回目の冬を越そうとしている。何度草取りや土寄せをしたことだろう。秋に管理機が故障し、最…

冬支度

天気が崩れるときいて、ほったかしてあった田んぼのわらを片付けることにした。ケットラで4往復。あと一回分を残して終了した。3台分は来年の敷き藁用に、2台分は堆肥にして田んぼに還す。畑の方は白菜に続いて大根と人参を掘り上げてハウスの裏に地獄埋…

あやしい

ここのところの寒気ですっかり畑は冬模様。頑張っていたハウスのミニトマトも19日をもって終了した。片付け作業が本格化している。そんな中、東京の卸業者を名乗る会社からお米の注文があった。最初5キロ。「おいしかったから100kg単位でほしい」と…

経ヶ岳秋景

紅葉がすっかりふもとまで降りてきた経ヶ岳。セザンヌが好んで描いたサン・ビクトワール山のようだ。たおやかで、いつも見守ってくれている。それにしても、実に見事に落葉松と赤松だけの山。植林した先人の苦労がしのばれる。そのおかげで我が家も建った訳…

いのちをつなぐ

朝晩冷えこんで、我が家のペチカも半年振りに活動再開。木曽駒の頂きも冬化粧した。そんな中、我が家東側のビューポイントでは仙丈ケ岳をバックに小麦たちがぐんぐん芽を伸ばしている。辺りが枯れ野になっていく中、すごい命のエネルギーを射出している。こ…

脱穀完了

コシヒカリと白毛もちの脱穀を終えたところでハーベスタ―のVベルトがぶちっ。やれやれ。黒米はもうすこししてから。昨年よりは2割ほど多いかな。お待たせしました。来週からいよいよコシヒカリは発送開始です。もち米と黒米はもう少しお待ちくださいね。

初冠雪

一昨日、木曽駒、仙丈ともに初冠雪。追われるように玉ねぎを植える。1000本ばかり植えたが、足らないのでまたグリーンファームで買って来よう。しゃーない。デジカメのメモリーが壊れているのか、あるいはデジカメ本体なのか、とにかく使えない。ヤフオ…

先進国における児童労働の実態

とうとう、稲刈りである。周辺ではもう脱穀も終わった田んぼが広がる中、うちだけ黄金色の田んぼ。スズメさん、集中砲火。それはさておき、楽しい稲刈り日よりだった。毎年消費者に声をかけているが遠方からはなかなか来ていただけない。こんな楽しいこと、…

順番が逆

じゃがいもを掘った後の我が家東側の畑に、麦をまく。うどんに適した小麦「ユメセイキ」。この七月に収穫して加工したうどんは好評につきもうあとわずか。来年はちゃんと量を確保しようと、少し面積を増やして約1反歩を作付ける。例年だと稲刈りが終わってか…

若いって素晴らしい

昨日は信大農学部の学園祭に、有機農研がファーマーズマーケットで参加させてもらった。南信地区の会員9人が自慢の野菜を持ちより、販売。学生さんたちの出店もいっぱい出てて、交流する場も設けて、充実した1日だった。身近にもこんなに有機農家がいると…

おしらせ2つ

随分更新をサボってしまいました。今週末と来週末、イベントを開きます。そのお知らせを。まず12日(日)は農場から近い信州大学農学部で学園祭にあわせて農場主がメンバーの長野県有機農業研究会による「ファーマーズマーケット」が開かれます。午前9時…

ごろごろ

この時期、芋掘りというと、さつま芋?と聞かれることが多いが、ウチは違う。ようやくじゃが芋掘りなのだ。夏が終わりに近づくと、草との闘いも一段落する。やっとじゃが芋掘りに手が回る。今年はかみさんが家にいてくれるので畑に全力投入できる。例年より…

はやおき

娘が運動会のリレー選手に選ばれたという。朝練というのがあって7時10分には家を出る。つい半年ほど前、保育園のころはようやく起きたころだったか。いや下手すると8時でも起きなかった。つくづく頑張っているなあと思う。両親ともそんなに足は速くなか…

追悼

アフガニスタンなどで農業や医療の分野で支援活動を行なってきたぺシャワール会の伊藤和也さんが現地で殺害されました。同会の活動に大きな共感を覚えていた農場主は深い悲しみを感じています。 戦争をなくし、平和な世界の実現には彼のような若者の存在が欠…

メアド変更のおしらせ

ネット開通しました。メールは今後、annapurnaあっとina.janis.or.jpまでお願いします。

メアド変更とくろうどん販売開始のおしらせ

メールがつながらなくなりご不自由をおかけします。今後メールはannapurnafarmあっとyahoo.co.jp(あっとは@で)宛にお願いします。それから、待望の「くろうどん」ができました。諸経費の値上がりにより、申し訳ありませんが昨年度より30円値上げして1袋(…

豊作

梅雨の晴れ間に、玉ねぎを収穫。ひたすら縛って、干す。毎回うまくいかなかった玉ねぎだが、今回は大成功だ。8列植えただけだが、収穫は400kgを超えたと思う。写真のような1個1kg近い大物もごろごろあった。ぜんぶトラクター小屋などにぶらさげて…

初出荷

お待たせしました。ようやく今シーズンのアンナプルナセット初出荷にまでこぎ着けました。新しい作業場からの初出荷でもあります。記念すべき初セットの中身は’鮑抬▲汽法璽譽織広春菊ぅ好謄ックセニョールゥ船鵐殴鵐汽きΕ薀妊ッシュД襯奪灰薛葉大根コールラ…

お田植え

4月14日の種蒔き以来、思うように伸びなかった稲の苗。待ちに待ったけど、追肥の効果もあがらず、苗長10センチ、3・5葉という状態で地区最遅の田植えをした。ひたひた水にしているけど、それでも植えたのか植えてないのかわからん状態。ま、それでも田…

あすは演奏会です。来てね!

急ですが、あす6月1日(日)午後1時半から、伊那市の県伊那文化会館で、伊那フィルの演奏会があります。曲はドボルザークの交響曲第8番と、フォーレのレクイエム。入場料1000円。農場主、久々のオケ復帰です。みんな来てね。

雑誌に載りました

薪ストーブの専門誌「薪ストーブライフ」(沐日社)の第三号に我が家のペチカが紹介されている。薪ストーブや暖炉よりはるかに熱効率のよいメイスンリヒーターのひとつとして、これから注目を集めそう。我が家もペチカを見にいろんな方が訪れてくれる。火が…

いー感じ

その田んぼに行く日を楽しみに待っているのが、稲の苗たち。今年は初めてプール育苗に挑戦している。三月末に塩水選、浸種して四月十三日に播種(一枚40g)したものを、五月四日からプールに移した。ハウスが増え、小さい方を稲の育苗専門に使えます。田…

お久しぶりです

ネットから一時期遠ざかっていたこともあり、久々のブログ更新。季節はどんどん進み、毎日種蒔きやら鉢上げやら畑の準備やらで忙しい毎日です。そんな中、田んぼでは菜の花が満開。これは今回はじめて取り組んだのですが、稲刈り後に種をまき、菜の花が咲い…

そつえんしき

娘、卒園を迎えた。弟ができてから、不安定になることもあったけれど、それも成長。クラスの女の子では一番ちっちゃいけど、一所懸命な姿は心打たれる。友達はみんなそのまま、ほかの保育園からの友達が増えることもなく、おんなじ顔ぶれの一年生。うちは伊…

果菜類たねまき

温床を切り返し、トマト(大玉、ミニ)を播種。なすとピーマンも試験的に早播きしてみる。朝から春の雨。雨水タンクがいっぱいになったので切り返した温床に入れたり、洗濯したり、昔懐かしい手押しポンプを設置したり忙しい。また写真をアップしますね。そ…

小屋作り・番外の番外

作業小屋に続き、薪小屋を作る。有賀製材に3寸5分角を買いにいったら、「その辺に転がっているのなら持っていっていいよ」と太っ腹社長の一言。ありがたくその辺に転がっているのを持っていく。3寸から4寸、4寸5分までさまざまな材をにらみながら、よ…

春、始動

ぽかぽか陽気が続いて、最初に温床に播いたレタス、ブロッコリー類が芽を出してきた。というわけで(?)、お休みの日は家族できのこの種菌打ち。前のアパートの家の前にあった(昨年8月参照)栗の木などをほだ木に、しいたけ、クリタケ、なめこを計900…

娘の保育園にて

先日、娘がお世話になっている保育園で、農場主夫妻はじめ伊那フィルのメンバー5人がアンサンブルを披露してきました。ずっと前から何かやりたいと思っていたのが、ようやく卒園間際に実現しました。2月の御誕生日会にあわせてステージを設定していただき…