アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

若いって素晴らしい


昨日は信大農学部の学園祭に、有機農研がファーマーズマーケットで参加させてもらった。南信地区の会員9人が自慢の野菜を持ちより、販売。学生さんたちの出店もいっぱい出てて、交流する場も設けて、充実した1日だった。

身近にもこんなに有機農家がいるということを知ってもらいたくて、長野県の地図に会員の紹介を一人ずつするという「マップ」の作成に2ヶ月ほどかかったが、会員約40人の協力を得てまずまずのものができあがった。

売れ行きはまあまあ。会員6人の作ったにんじんとスーパーで売っている慣行栽培の人参を食べ比べてもらうコンテストでは、農場主のより圧倒的にスーパーの人参が人気を集めた。食べてみると香りが全くしなくて、味もほとんどない。でも一般の方はこっちの方がおいしいと感じるのだろうか。かなりショックだった。

それでも、さすが我が有機農研の会長が出した、ヤギの堆肥をたっぷり入れて作った人参はそれを上回る人気で、すこし救われた気がした。
刺激を受けた。おれももっとうまい人参を作ろうと思った。

そんな中、学生さんたちは猛練習したのであろう、マツケンサンバやヒップヒップのダンスを見事に楽しそうに演じていたのが印象的だった。四半世紀前の自分を思い出しても、あんなにはつらつとはしていなかったなあーとしみじみ感じる。元気な学生さんの姿に、いっぱいパワーをもらった一日でもあった。

実行委員会の学生のみなさん、いろいろ協力、本当にありがとうございました。これですこしは有機農家の地域デビューに道が開けたかな。