アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

2007-01-01から1年間の記事一覧

小屋作り・番外編③

藁小屋、トラクター小屋に続きちょろっとした資材置き場をパイプハウスで作る。元トラクター小屋を移転したわけだが、これを分解しながら、あるいはその後育苗ハウス(2・5間×9間)の片づけをしていて、これを作った就農時のことを思い出した。友人のE君…

「未」完成見学会

我が家の家作りもほぼ終盤を迎えた。床やらカウンターなど木部の塗装(自然塗料のリボス)を終え、建具も玄関や2階の本棚など7-8割方取りつけられたので、設計のアトリエARKさん、有賀製材所さん合同での見学会を行なう。途中、夫婦と伊那フィルの友…

小屋作り・番外編②

単管を組み合わせ、ノブチを組み、ガルバリウム波板をがんがん打ちつけて一応完成。我が家の現場監督氏に聞いてみたら「風であおられるかもしれませんよ」とのことで、急遽これにらせん杭を4隅に打ち、筋交いを入れる。このあと壁を合板で入れたらもうちょ…

小屋作り・番外編①

作業小屋と平行して、敷地の北端に農機具小屋を建て始める。こちらは簡単に済まそうと一斗缶基礎(中華料理の「梵」ではないモンさんとみはらしファームさんありがとう)の単管ハウス。間口6m、奥行き5m。鉄の値段が上がり、ちょっとした出費になった。…

夕方収穫へ

一週間ほど前の強い霜で、頑張っていたミニトマトもとうとう終了。秋が暖かく、今年はまた記録を塗り替えた。多年草のトマト、そのうち冬を越すのでは?さてそんなわけで朝の収穫が霜で難しくなり、だんだん夕方収獲・出荷に移ってきた。配達の方の分は朝か…

青い星

昨日、月からの生中継を見た。「かぐや」からの映像。なるほど、地球から見る月が上弦だと月から見た地球は下弦なんだ。と、そんなことより、われらが地球の美しさにあらためて感動した。漆黒の宇宙に浮かぶ、たったひとつの青い星。水の星、生命の星である…

小屋造り③土間づくり

春に基礎を打ってからほったらかしだった作業小屋、第2弾というか本格工事が始まる。材を有賀製材に頼み、プレカットができるまでの間、土間に生コンを打つ。ビリという細かい砂利と砂、セメントをこねる。砂利を敷き詰めた4坪の土間に5センチの厚みで塗…

最悪の収量

脱穀が終わった。なんか籾の入りが少ないなあとは思っていたが、精米屋のおじいさんに「今年は米選機下(=くず米)がいっぱい出たよ。なんか粒が細いね」といわれて愕然とした。収量は上の田が29袋、下が13袋ともちが2・5袋で、計算したくないが反収…

初霜

日曜日に初霜が降りた。果菜類はほとんどこれで終わり。夏の間頑張ってくれたミニトマトやらキュウリさん、ご苦労様でした。ハウスですこし作っているものは、サイドビニールを閉めて温かくしているのでまだ採れるけど、それも時間の問題。これから白菜やね…

ほうきの材料

自然農法センター(波田町)の赤ほうきぐさを、今年初めて作ってみた。これまでのより生育がいい。脱穀が終わったので、畑のキャビアとしてとんぶりにして食べるのが楽しみだが、脱穀した残りをほうきに作ってみた。2-3本まとめて針金で縛るだけ。結構細…

初雪

雨があがり、ふと山を仰げば北岳が初冠雪!していた。寒いわけだ。一昨日から我家ではストーブが登場、そろそろ股引を出そうかと思っていた今日このごろ。初霜もそろそろだろう。今年は残暑が長く、10月下旬というのにまだミニトマトが採れている。これは…

稲刈り

涼しい秋空のもと、恒例のイベント、稲刈り。保育園やご近所のお友達、そして消費者の方とあわせて8家族×2~3人が集合。例年になく寒さも感じる一日だったけど、楽しい時間を過ごせたことに感謝である。お正月に感じる継続性と新しさと同じような感覚とい…

坪刈り脱穀機

というかわいい脱穀機がある。先日有機農業研究会の現地見学会で、雑穀栽培と料理に頑張っている長谷の「野のもの」さんを訪問した際、実演を見せてもらった。要するに電動の、小型のハーベスタ。メンテナンスが楽そうで、雑穀の調整には大活躍しそうだ。価…

壁塗り2

細かいところをパテ塗りしてから、全体に下塗りを施す。このあと砂をまぜて中塗り、そして仕上げへ。仕上げはどうするか、考え中。わらを混ぜたり、色をつけたり、珪藻土を混ぜたり、漆喰はいろいろな表情を見せてくれる。

壁塗り1

こんな感じ

にんにく定植

ここのところ雨が続くが、そんな合間をみてにんにくとらっきょ、あさつきを植えつける。にんにくのむかごをまくと翌年には分球しない、ちいさなにんにくができる。これをきちんとまいたことがなかったので今年は観察してみることにする。「むかごの二年子は…

とんぶり収穫

雑穀をどんどん収穫している。アマランサス、タカキビ、ごまに続きとんぶりを刈り取ってハウスで乾燥中。ことしは自然農法センターの赤いとんぶりを導入してみた。なかなかきれい。脱穀したらほうきも作ってみよう。「有機栽培のほうき」。売れるかな。

稲刈り、壁塗り

稲刈りを10月14日(日)に行ないます。今年はイナゴが少ないって話を聞くけど、どうなんだろう。お子様連れ大歓迎。事前に連絡のうえ、作業のしやすい格好でお越しください。長靴、軍手、手ぬぐいは必要かな。それから、新居の壁塗りも、いよいよ始まり…

白いんげん販売開始

白いんげん、ことしはたくさん採れました。まだ選別できていないのですが、予約を受け付けます。白あんや、スープなどこれから美味しい季節になりますね!

もちは餅屋ではなかった

むすこの誕生日に使う一升もち、農場産の昨年産白毛もちが切れてしまったので伊那市内のもち屋さんに注文して買った。うーん、きれいなまんまる。ちょうど楽しんだばかりの十五夜お月様みたい。さすが、プロ。で、イベントが終わって食べているのだが、??…

一歳

無事に一歳を迎えた我が家の長男くん。一升もちをかつぎ、箕のうえでゆすられ、いっしょう食べ物に困らなくなりました。ってうちは百姓だから食べ物にはたぶん困らないと思うけど。と書いてからはっとした。昔は年貢が厳しかったり身分制度があったりなどで…

先住民

家の壁塗り外壁編、2階部分はすべて終了した。軒天が手間取ったけれど、付け柱も4回塗りができたし、いい色合いになってきた。これで左官屋さんが外壁の漆喰塗りに入れる。そんな中、一階の軒天近く、高さ3mほどもある外壁の節穴にどうやらアマガエルが…

壁塗り、スタート

家の外壁やら棚やらの仕事が終わり、大工さんはほかの現場に移っていった。さてようやく農場主一家の出番。まず外壁の塗装からスタートする。自然素材の塗料、リボスを刷毛で塗っていく。刷毛の使い方がうまく分からなかったけれど、だんだん「塗る」より「…

芋掘り終了

じゃが芋掘りが終わった。八月中に終わるのは史上初の快挙では。これで、秋野菜の植え付けやら残りの草取りに力を注げる。どうやら9月は家の壁塗りなども始められそうだから、よかった。とはいえ、今年は作付けを2割ほど減らしたうえ、完全自家採種で挑戦…

夏の夜の艶話

早起きして何度か娘とかぶと虫を近所に獲りに行ったこの夏。うごうごしている飼育箱をのぞきながら、娘「どーしてかぶと虫はこーびするのかな」。私「いや、やぎだってなんだって動物は交尾するよ」。む「やぎも?。あー、でもグリーンファームで背中に乗っ…

とうもろこし

昨日出荷分からスイートコーンを入れ始めました。遺伝子組み替えの心配が少ない、自然農法センター由来の「もちっとコーン」。当農場の自家採種も3年目に入りました。新鮮なものは違いますねえ。最近はやりの、砂糖のように甘いスイートコーンを食べ慣れて…

日照りノ夏ハ

まあ言いたくもないけれど、暑い。今月はじめ、台風の余波でぱらぱら来て以来2週間、雨が降っていない。土はカラカラ。イチゴや秋野菜は根付くだろうか。そんななか、稲がぼちぼち出穂をはじめた。雨が嫌いなトマトは甘味が乗って最高の出来。こんな年はこ…

ごまの花

ごまの除草が終わったので画像をアップ。今年は金ごまを少し増やして作付けしたので手間がかかったけれど、この時期、ピンク色の花は畑に、そして木曽駒によく映える。そうこうしているうちに畑ではアカトンボが山から下りてきた。もう盆も目の前。稲も出穂…

うみ~!

行ってきました、海。知多半島は美浜町の若松海岸。もうじき1歳のムスコはもちろんデビュー、5歳の娘は上越以来2年ぶりの海です。去年はお母さんが入院したりで海どころじゃなかったもんね。海は遠浅で、子どもにはちょうどいい。そんなにきれいじゃない…

同い年

そして切り株。年輪を数えてみたら40年+αだった。意外に若い!農場主とほとんど同世代だったのでした。でも栗の木がない風景は味気ない。家に帰る時も道を間違えたかと思うほどだ。