アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

最悪の収量

脱穀が終わった。なんか籾の入りが少ないなあとは思っていたが、精米屋のおじいさんに「今年は米選機下(=くず米)がいっぱい出たよ。なんか粒が細いね」といわれて愕然とした。

収量は上の田が29袋、下が13袋ともちが2・5袋で、計算したくないが反収は史上最悪の6・8俵。くず米が多いということはさらにこの数字が下がることを意味している。

今年は薄まきの播種器を導入し、わらは全量を持ち出した。気候は夏暑かったし、特に問題はない。

わらだ。有機物が少なくて肥料切れを起こしたのだろう。やはり春先のすきこみは重要ということかもしれないし、燃やしてもカリ分が残るわけで、どちらかをしなかったのがいけないようだ。

というわけで、今年の新米は量があまり確保できませんでした。でも、味はやはりしみじみと美味しい。この味を多くの人と分かち合いたいので、どんどん注文してください。お早めに。