アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

お米について

お盆を過ぎても暑い日が続きますが皆さんお元気ですか?

記録的な猛暑で弊農場にも異変が。

お米はもみのまま貯蔵して注文のたびに籾摺り、精米はしているのですが、少量の注文の場合、どうしても少し間があいたものを発送することになってしまいます。

そんな中、最近お買い求めの方から「虫が大量に発生していた」と苦情をいただきました。受け取ってからしばらく置いてからの開封ということで「大量」になったと思われますが、もともと籾摺りから時間がたったものを発送したことが原因でした。本当に申し訳ありませんでした。

こんな時期はやはり直前精米、目視確認を徹底したいと思います。

それと、一応皆さんに知っておいていただきたいのは「お米は籾摺りした瞬間からなまものになる」ということです。

玄米の段階ではまだ呼吸はしているものの、籾殻というガードをなくしています。これは虫たちの格好の餌食。密封して、冷暗所に保存しないと暑い時期はすぐにやられてしまいます。白米の場合はさらに「生鮮品」という感じになります。できればこんな時期は冷蔵庫で保管してもらえるとありがたいです。

有機栽培をしていると虫たちはつきものとはいえ、お米の虫は嫌な物。店頭で売られているような米とは違い薬剤燻蒸もしていませんから、よくよく気を付けて販売しないといけないな、と自戒を込めてお知らせします。

クレームのあった方以外にも同様の事例があったかもしれません。ひどい場合は返品、交換をいたしますので遠慮せずにお申し出くださいませ。

農場主拝