アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

エゴマ油、小麦粉の販売再開

弊農場から天竜川を挟んだ対岸に火山(ひやま)峠という場所があります。伊那市駒ヶ根市の境にあるこの峠の両側に、農場にとって大切な加工業者が二軒あります。f:id:annapurnafarm:20210215163217j:plain

駒ヶ根市側にあるのが、エゴマ油を製造してくれる「樫の実工房」さん。昨年産のエゴマを持ち込んで搾油してもらいました。熱を加えず、もちろん薬品(溶剤)を使った抽出なども一切行わない、昔ながらの低温圧搾なので安心。

以前某国営放送の番組で紹介されていましたが、魚をあまり食べなくなった日本人が摂取すべき必須脂肪酸のひとつ、オメガ3脂肪酸を豊富に含んで最近注目を集めているこの油。サラダや味噌汁、豆腐に垂らすなどして一日スプーン一杯程度はとりたいものです。

エゴマ7kgで110g入り瓶が20本できました。一本2000円と少々お高いですが、ほぼ原価でお分けします。

 

もう一つは伊那市側にある「伊藤精米所」さんで、今回は小麦を粉にひいてもらいました。米や雑穀などの精白・製粉業者はもともと農村には必ず存在していたのですが、農業の形態が激変したことによりどんどん衰退しているのが実情。伊那市界隈でも少量を持ち込んで加工してくれるお店が絶滅の危機を迎えています。そんな中、同精米所は我々の要望に応えて米や麦だけでなく、最近は雑穀の加工も手がけ始めていて、われわれ小農のつよーい味方となっています。

今回お願いしたのは中力の「シラネ」という品種。うどんやパンなど幅広く使えます。昨年は小麦が風で倒れ、収穫はわずかでしたが、こちらも希望の方にお分けします。キロ800円で。全粒粉にしたい方は応分のふすまをお付けします。

単品だと送料が高くついてしまいますが、アンナプルナセット定期購入の方には同梱することも可能なのでお申し付けください。

 (追記)

小麦粉完売しました(2/20)。エゴマ油はまだありますが、お早めにどうぞ!