アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

アンナプルナセット終了のお知らせ そして種まきスタート!

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東京では20度を超えるような陽気の日もあり、春は確実にそこまで近づいていますね。そんな中、アンナプルナ農場では昨年6月以来続けてきたアンナプルナセットの発送をいったん終了することにしました。今年は白菜と大根、ジャガイモ、さつまいもなどがしっかり保存できたこともあり、この時期まで続けられたのは最長不倒記録じゃないかなと思います。

 

とはいえ、ハウスのほうれん草を失敗し、新鮮な葉物を提供できないのは心苦しく、大根や白菜の傷みが進んできたこともあって宅配終了を決めました。今シーズンのご愛顧を感謝します。ちなみに最後に入ったのは大根、人参、ジャガイモ(男爵)、さつまいも、長いも、トマトピューレ、ほうれん草、紅芯大根、にんにく、長ネギ、なずな、たくあんーと以上12種類でした。

 

いっぽうでハウスに落ち葉などを踏み込んだ温床はしっかり50度ほどに発熱してきました。26日には今年初めての種まきを実施。わわ菜(ミニ白菜)、キャベツ(ジャンヌ)、スティックセニョール、ブロッコリー(ハイツ)、レタス(Vレタス)、サニーレタス、マノアレタス、レタスミックス、コールラビなどを一枚の苗箱に播きました。スティックセニョールとブロッコリーは残念ながら殺菌剤を施したコーティング種子を使用していますが、その他は消毒なしを選んでいます(残念ながら結球類は自家採種ができていません)。たっぷり灌水して新聞紙で覆い、しばらく家の中の暖かい場所で芽出しをして、温床の熱が落ち着いたらハウスに移動します。

 

出荷最終日に新シーズン幕開けとなる種まきをするって、なかなかイイ感じ。農場を初めて23年目の春、またしっかり土と向き合っていけるのがうれしいです。