アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

放射能測定、スタート

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最近発足した放射能測定市民ネットワーク(事務局・飯田市http://rm-ina.net/の機械が伊那市にやってくるというので、その説明を聞きに出かけてきた。
同ネットは放射能から自らの手で子ども達を守ろうという趣旨で始まり、募金をあつめて機械を購入し、自分達で測定し、結果は公表する、というもの。農場主もその趣旨に賛同し、一口5000円を支払って会員になった。
ベラルーシからやってきたという測定器(NAIシンチレーション式
はより高精度ながら1000万円ほどするゲルマニウム半導体式のものに比べてぐっとお安く(といっても200万円だそう)、検出限界も一時間で5ベクレル前後まで測れるスグレモノ。
伊那市日影の素敵なお店「ヒナタヤ」さんにこの年末年始、居候している。今度ハウスの土と隣接する畑の土を両方測ってみようと思う。
ただ、測定には一つの検体で1-3時間かかる。そんなに難しい作業ではなさそうだけど、これだけで半日つぶれそうな気も。ま、雪の日にでもできればいい、かな。結果はまた報告しますね。
この機械はセシウム134などと似た自然界の物質にも反応しやすいとかで、土壌やミネラル分の多い井戸水などでは誤差が大きくなるという。でもこれまでの結果を見ると明らかにここ伊那谷でも土壌で10ベクレル前後の値は出ていて、放射能が降ってきたことが分かる。つらいことだけど、これ以上拡散させないためにもいまの数値をきちんと測っておきたいと思う。

で、同ネット。会員はまだ目標の4分の1程度。5000円で会員になれば、測りたいものをどんどん測れる。あなたも是非会員に!