アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

別れと出会い

イメージ 1
ここのところ、若い頃お世話になった方が相次いで亡くなった。
ともに精神的に自分を支えてくれていた大きな存在だったので、その喪失感はとても大きかった。そんなにしょっちゅう会える人ではなかったけど、この世で一緒に生きていて、応援してくれている、と考えるだけでじわっとあったかくなる、そんな存在。

最近、自分の精神的な弱さを自覚することが多い。俺ってこんなに人に頼って生きていたんやなあ、って。ま、誰だって人と支え合わないと生きていけないのだけど。

玄侑宗久さんが震災の関係で「人は死んだことで周囲の人間がどれだけ変われるか、それが『死にがい』だ」というようなことを話していた。僕はどう変わればいいのだろう。

なんだかそんなことを考える毎日。

話は変わるが、つばめのひなが孵った。とても嬉しい。ロフトの窓を開けると手の届くところに巣がある。最近は間近で覗いていても慣れっこになったようで、つがいで忙しくエサを運んでいる。巣立ちまで、がんばれよ。