アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

籾塩水撰・温湯処理・浸種

例年春分の日にしている籾の塩水撰。突然の発熱で二日間寝込み、まだふらつく体で今日になって強行しました。
例年同じような写真ですが、一年の始まりの儀式ということで。

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水10リットルに塩2kg見当の塩水に籾を投入し、浮いたものを取り除き、重い物だけを選ります。比重の軽い餅米と黒米はこれよりやや薄めで行います。


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その一方で朝から火をたいて寸胴なベでお湯を沸かし、60度になって安定するのを待つ。塩水から上げたばかりの籾を入れると温度が下がるのでいったんちょい浸けしてから火の調節をしてーこの辺は経験ですなー、選別後、実の詰まった3種のもみを網袋に入れてどぼーん。

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 60度で5分、きっちり温湯消毒をしてばか苗などの病気を予防します。
イイ湯だな~ 

で、その後は冷水にどぼーん。

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温度を下げ、塩分をしっかり洗い流し、積算温度が100度になるまで約二週間、水を替えながら催芽させます。

と、ここまでやったところで体も限界。娘が作ってくれたカレーピラフをヒルメシにし、午後は種まき以外はなにもせず証人喚問を見てゆっくり過ごすことにします。