アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

足踏み脱穀機

秋から冬にかけては収穫した豆や雑穀、それから種取りした野菜などを脱穀、選別する作業が多くなります。そこで唐箕や篩とともに大活躍するのがこれ、足踏み脱穀機。ちなみに動力はすべて、おれ(笑)。



イメージ 1

で、脱穀機。足でペダルを踏むとドラムが回転し、針金をUの字に曲げた鬼の金棒の先っちょみたいな部分で種を枝からこそぎとっていくというスグレモノなんです。古い農具で、昔はどこの農家でも納屋の隅っこなどに鎮座していたんですが、いまはなかなか手に入らなくなりました。

農場でもいただいたものをずっと使っていますが、酷使でだいぶガタがきたので、ビンボー農家の強い味方、いつもの地域ミニコミ「週刊いな」の「譲ってください」コーナーにお願いすることに。掲載当日に早速近くの方から連絡があり、無事タダ(農場特製のうどんと交換?)で譲っていただけました。昔はこれで大豆やらなんやら脱穀して具合よくてねえ~などとおばあちゃんの昔トークも楽しく聞けたし、「週刊いな」さん、Kさん、どうもありがとうございました!


【追記】あ、もちろん調子の悪い先代は冬の間しっかりメンテして二台態勢でやっていくつもりですよ!ガタが来たとはいえ、こういった道具はまず「修理がきかないほど壊れる」ということがないのがありがたいです。今どきの、特にホームセンター系のちゃちいものとは全然作りが違いますもんね。