アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

農を引き継ぐ

ビンボー農家は消費者をはじめ、いろいろつよーい味方のお世話になっている。その一つがローカル紙の「週刊いな」だ。就農以来農機具などを「ゆずってください」コーナーに投稿して、離農したような方から年期の入った土農具やら機械を受け継いできた。
今回は久々の投稿。先日畑の灌水中にローリータンクをケットラの荷台から落っことして壊してしまい、とても新品は買えないなあとダメ元で掲載してもらいました。すると飯島町の方から連絡があり、使ってたのより大きいサイズの立派なタンクと、おまけに足らなくなっていたはざ棒(お米の天日干し用、ね)までありがたく頂戴してきました。
ご両親の代で農業をやめてしまった、というワタクシより少し上くらいの年代のご夫婦。「ゆずりますコーナー」に投稿しようかと考えていたところだったとか。お代は要らないよ、とおっしゃるので朝採りの野菜とくろうどんをお渡ししてきました。倉庫には使わなくなった農機具や資材が山のようにあり、それぞれきちんと整理されてあった。仕切りがあったので聞くとやはり牛も飼っていたとか。手広くやっていた農家であることがうかがえました。
ご両親の思いを引き継いで大切に使わせていただきます!ありがとうございました、Mさん。そしてもちろん関係を取り持ってくれた「週刊いな」さんも!