アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

招かれざる・・・

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とうもろこしの初出荷からもうじき一ヶ月。現在収穫は4列目に入り、最盛期を迎えています。

盛夏に一気に出荷する周囲の畑ではほぼ栽培が終わったこの時期、うちの畑では招かれざる客が・・・。畑の隅に、毎朝数本のとうもろこしがこんなふうにかじられて捨てられています。ほとんど実だけもぎ、木は倒していないので狸ではなくハクビシンの仕業でしょう。

他地区の友人の中にはこやつの被害が甚大で畑の周辺をネットで覆ったり対策に追われている人もいますが、当地区はこの程度。ネットを張るのも面倒なので放置していますが、いつまで続くやら。

他地区では鹿やら猪、あげくは熊まで畑を荒らしに来るので電気柵を導入しているケースもありますが、うちの畑は山から集落をはさんで下に位置するため、この程度で済んでいます。鹿や猪は見たことがありませんが、クマの足跡や車に轢かれたたぬきの死骸はちょくちょく見るし、親子連れのキツネやキジに出くわすのは日常茶飯事。

微生物や虫はもちろんのこと、鳥を含めた野生動物とはうまく共生していきたいものですが、耕作放棄地が増え、山が荒れている現状、今後どうなるでしょうか。