アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

種苗交換会

有機農家仲間と遠出してきました。先日の飯田での大会に続き、長野県有機農業研究会の「種苗交換会」@山梨・北杜市。なんで山梨なのか。それは種苗交換会は山梨の有機農研(名称はちょっと違う)と合同で開催しているから。

農場主もほとんど毎年参加しているけど、今回は盛況でした。100人ほども集まり、持ち寄った種の種類も100種類以上。うちは定番のもちっとコーンと冬菜、そして下仁田ねぎ、白毛もち、ゴボウ、花豆と持って行きました。うちの子がどこかの有機農家に嫁入りするようなかんじで、とってもうれしいのだ。

と書いて、実際にうちの子が嫁入りするのはうれしいのだろうか。と自問してしまったが、それはさておき。

講師の中川原先生(農文協から自家採種の著書でてます=買っちゃいました)も言っていたけど、地産地消とよくいうけど、種のことまで地産しないと農家は自立できませんよ、というのはあらためて共感する。種を買うことでグローバリゼーションに巻き込まれ、その一端を担うことになるのだから。自分がどんな遺伝子を自然界に撒き散らしているのか、農家は責任があるとも思う。先生はそこまで言っていませんが。

先日税金の申告も終わり、種苗交換会が終わるといよいよ春を実感する。ハウスの温床では先日まいたキャベツとレタスがそろそろ芽を出すかな。

雨がやんで畑が乾いたらいよいよ肥料まきが始まります。