アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

四半世紀ぶり

息子の首が据わってきたので、正月にできなかった帰省をしてきました。明石まで6時間、子どもの着替えやらなんやらフィット君を満載にしての旅。帰ってくると狭い我が家でもほっとする。

さて駆け足の帰省でしたが、農場主は一人で中学時代の恩師の退職記念パーティーに出かけさせてもらいました。まあ、退職にかこつけて、早い話が同窓会。

恩師は当時珍しかったシンセサイザーの研究を続けていて、一九七〇年代なかば、勤務先の中学校で「電子音楽部」という部活を立ち上げました。シンセサイザーを音楽教育に取り入れ、同部では世界初という触れこみのシンセサイザーによるオーケストラ演奏を行なっていたのです。

音楽好きだった農場主はブラバンがなかったこともあってその部に入り、三年間を過ごしました。「新世界」「イタリア」「展覧会の絵」など大曲を次々に演奏して、醍醐味を味わったものでした。

明石から離れたということもあり、卒業後はすっかりメンバーと疎遠になっていましたが、久々にみんなに再会しました。恐れていたほど老け込んでいるやつはいなくて、農場主と同じように子育て真っ最中というのが多く、意外に話はあった。それにバックボーンが同じなので、すぐに当時にフラッシュバックできる。楽しい時間を過ごせた。これも送り出してくれた家族のおかげ。ありがとう。

それになにより、農場主を音楽に開眼させてくださったs先生と、仲間たちに感謝、である。また付き合いが再開することになると、うれしい。


今回はそのほか、娘ご希望の海釣りやら、103歳の曾祖母に息子を会わせたり。あ、連れの希望「雑貨屋巡り」はできなかった。また今度な。ごめんごめん。