アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

収穫の秋~雑穀編

すっかり秋らしくなってきました。農場ではいま、稲刈りを前に雑穀類の収穫の最盛期を迎えています。手間を考えてだいたい例年数種類を作るのですが、今年はとんぶり(ホウキグサ=コキア)、タカキビ、もちきび、ごまの4種類です。

 

まずとんぶり。「陸のキャビア」とも呼ばれ、秋田など東北地方で盛んに栽培されているもの。最近はコキアとかいって観賞用にもなっています。今年はたくさん植えたので秋には「赤いもこもこが可愛い~♡」と近所で評判になるはずだったのですが、あっという間に草むらに埋もれる運命に(笑)。

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ハウスで乾燥させてるところ。ちょっと作りすぎました。売り先もないのに(笑)。

 

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お次はもちきび。ご存じきび団子の原料で、ジャガイモと炊いたんが好き。

こちらはハウスではざ掛け。稲っぽい。

 

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そしてたかきび。コーリャン(高粱)やソルガムとも呼ばれます。

満州帰りの人をはじめ戦争体験者には複雑な思いで受け止められる存在のようです。

炊くと挽肉のようになるので、ヘルシーなハンバーグとして最近人気を集めています。

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今日はこいつを収穫しました。

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雀の餌食になる前に収穫し、乾燥させてから脱穀へ。来月から販売しますので、お楽しみに~