アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

とんぶり顛末記

とんぶりの脱穀が終わり、残った大量のこいつ。

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ホウキグサというだけあって、何本か束ねると簡単にホウキができる。手前に写っているのは前回、2年前に作った物。小屋の掃除などに重宝しています。で、我が家のかつてキキだった娘も成長して家を出ていき、そんなにホウキばかりあってもしょうがないので、Facebookの「オカネイラ伊那谷」というグループに投稿してみました。地域の人が不要品のやりとりをするグループで、どうやら現在1000人近く登録している様子。

 

そんな物好きな人おらんやろ、と思っていたら問い合わせが続々と。遠く下伊那の方までわざわざ「これ欲しかったんですよ~」と来られ、喜んで持って行ってくれました。「オカネイラズ」だけに売れませんが、果物やら地元のお菓子やら手土産をいっぱい頂いてわらしべ長者気分。投稿以来2週間ほどで10人ほどの方が取りに来られましたが、まだ山は半分ほど。もう少し様子を見てから風呂やペチカのたき付けに使うので、欲しい方はお早めにどうぞ~

 

お嫁に行った先からは「きれいにできました!」とうれしいメッセージも届いています。許可を得ましたので、一部ご紹介しましょう。本当に器用な方はいるもんです。お土産はもちろんのことですが、とんぶりが縁で新たなつながりができたのも、うれしい限り。

 

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で、大好評の残渣を尻目に、肝心の収穫物たるとんぶり(種の方ね)は、200g入り450円で「みはらしファーム」や「あじーな」、にしざわショッパース信大前店の直売コーナーで絶賛販売中。ちなみに今日までに売れたのは一袋だけ。先は長い(泣)。

※ちなみに種は1時間ほどたっぷりの水から茹でて一晩おき、よくもみ洗いをして浮いてくる殻を取り除く作業を繰り返すととんぶりが完成します。できあがりはほぼ倍量になります。