アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

春、始動

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もみ播きをしました。塩水撰、温湯殺菌を経て二週間ほど水につかっていたもみを昨夜は風呂に入れて芽出し。田んぼ二枚分、もちも合わせて63枚を播きました。一般的には120g前後の厚播きですが、有機では40gの薄播き。専用の播種器で一枚ずつ慎重に種を播いていきます。

この一枚から秋にはだいたい30kgほどのお米が取れる皮算用。今年も立派に育ってくれるでしょうか。子育ては年々子供が成長して接し方もそれなりに変わってきますが、お米や野菜は毎年同じことの繰り返し。そんな中少しずつ工夫を加えていくのが経験と言えるでしょうか。

今日は雨降り前のぽかぽか陽気。本当なら畑に出たかったけど、もみの方はすっかり鳩胸になって播いてくれと騒ぎ出したのでしょうがありません。昼食も早々に済ませて終わらせ、息子を保育園に迎えに行ってから一緒に畑に出て大根とカボチャの緑肥(ヘアリーベッチ)を播いてきました。

遅れている今年の春。でもようやく桜のつぼみもふくらみ、農場も本格的に始動しています。