アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

春なのに

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この時期になるとつい口についてくる歌、「春なのに」@柏原よしえ。春だというのにかなしいおんな心のうたである。

例年はこの時期、日足が毎日伸び、霜の心配をしながらも苗の生長を喜んでいるのだけど、今年はやっぱり気が重い。原発も心配だ。

そんな中だけど、農作業は待ってくれないのでいつものようにこなしていく。ウスのプールに敷いたもみも元気に芽を出してきた。あすはいよいよ代かき一回目である。

先日見た山口は祝島のおじい、おばあたちは農や漁業の場に身を置きながら、身の丈にあった反原発運動を展開していてカタルシスを感じた。僕も、おなじように農に身を置いてリニアも原発も拒否して身の丈にあった暮らしを求めていきたい。

選挙では残念な結果だったけど、あきらめちゃいけない。これから、6月議会に向けて、浜岡原発を止める意見書を提出するべく頑張っていきたい。

祝島の映画は、最後はもみ播きの状況で幕を閉じた。未来につながる、いいエンディングだった。

僕も、こんな状況のなか、黙々ともみを播き、そして今日は豆を播いた。命を、つないでいくこと。

子ども達の連休も今日で終わり。マラソンに付き合ったり、松本まで公園+動物園に出かけたり、楽しかったけど、また日常に戻る。日常の中から、声をあげ続けたい。

写真はハウスのプールで芽を出してきた稲たち。今年はカエルがおとなしいけど、卵を産むかな?