アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

不法滞在

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七月に入り、「収穫の夏」を迎えている。もちろん稲刈りをメインとした秋が収穫のピークであるのだけど、この時期もプチ収穫ラッシュなのである。冬を越した玉ねぎとニンニク、そして小麦が一斉に収穫期を迎えるので、結構忙しい~というか一年で一番忙しい時期である。

その開幕が玉ねぎの収穫。8月に種をまき、11月に苗を植えたのがほぼ一年を経過して収穫を迎える。畑の中で長ネギ(種まきから1年3ヶ月以上)に次いで生育期間の長い野菜だ。


で、今年もなかなか出来がいいなあとほくそ笑みながら収穫していると、草むらの中にこやつを発見。ひばりの巣である。

春にロータリーがけをしないこうした畑はヒバリたちにとって格好の草むらに見えるのだろう。よく巣作りをしているが、ここ二年ほど出くわさなかったので久々に出会えた。いつも発見するとすぐに放棄してしまうので、今年はそおっと迂回して抱卵する親鳥を驚かさないようにしていたら、一度は逃げた親がまた抱卵しているのを確認。玉ねぎもニンニクも今日までに収穫を終えたので、これから秋野菜の植え付けになるのだけど、まあここはヒバリ君のためにしばらく放っておこうと決める。

ひなが孵るといいなあ。また報告しますね。お楽しみに。