アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

なにも、かわらない。なにも、かえない

初めて自分も少しかかわった選挙が終わった。
原発をやめ、エネルギー政策を転換しようと訴えた森林行政の学者は、ずっと議席を独占してきた保守の現職の壁を超えられなかった。倍以上の大差がついて、完敗だった。

声をあげないと、なにもかわらない。その手段として僕らがもっている最大の力が投票だと思う。でも、長野県議選の投票率は戦後最低の54%。そして伊那市のほかも保守現職が安定して勝った。全国でも現職知事は全員再選とか。あの石原慎太郎でさえ、東京都民はなにも言わず再選させている。

おめでたいことだ。

選挙では負けたけど、子ども達の未来のため、やっぱり原発を止める運動は続けよう。それが、原発をこれまで容認してきた僕ら以上の世代の責任だから。

そんなことを考えながら、昨日は一日もみ播き。去年の種を、また新しい命につなぐ。