アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

あれから一年

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今日は日本中が追悼と復興への誓いにあふれた一日だったのではないだろうか。
農場主もあれから一年、いろんなことを考えた。直接的な影響は少なかった分、たまらない悲しさやむなしさに包まれたこともあった。なによりも原発の事故はそれまで現実に目をつぶっていた自らの不作為を深く恥じ入らせた。選挙の応援や署名あつめ、そして議会への働きかけなどをしてきたが、今日地元で脱原発のデモをやると聞き、出かけてきた。

こうしたデモに参加するのはイラク攻撃反対のデモに参加して以来で人生二回目。300人という予想以上の人がこのイナカでも集まり、春の陽気のもと、元気に声を張り上げて歩いてきた。

声を出すって気持ちいい。こういうことは日本人が苦手とする分野だと思うけど、文字通り、声をあげることが大切だということをこの一年間思い知らされた。今日だけでなく、この輪をどんどん広げて未来に負の遺産を引き継がないようにしたい。とはいえ、国内だけで4万本(現在使用中のものも合わせて)ともいわれる使用済み燃料ガラス固化体の保管は確実に引き継がれるのだけど。せめてこれ以上増やすことはやめようよ。もちろん、原発輸出も。