アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

もうすぐ新米

機械トラブルでの中断を経てようやく稲刈り終了~ 今年は週末に行事が立て込んだこともあってすべて平日ソロで実施。帰省した娘が「手伝おうか」と言ってくれたけど日程があわず、20ン年やってきて初めて完全ソロとなりました。久しぶりに田んぼを二枚に増やして大変だったけど、でもやっぱり稲刈りは楽しい。イヤホンでずっと聴いていたブルックナーが、なんというか気宇壮大さを演出してくれる。一年の集大成たる稲刈りにはやっぱりブルックナーが似合う。うまく言えないけど。
はざをかけ終わっての風景。これを見ていると亡くなった師匠のK崎さんの言葉を思い出す。曰く「百姓の仕事は食料を生産するだけやない。俺たちが暮らす地域のこの景色だって作り出しているんや」。その矜持が、ビンボー農家を支えている。
終わって恒例の温泉に行きたかったけど所用があり断念。脱穀終わったらお祝い、にしよう。
 
というわけで今後の天候にもよりますが天日で2週間ほど干したらいよいよ脱穀、新米の登場となります。