アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

おつかれさまでした

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稲刈り、たくさんの方の応援でなんとかその日のうちに終えることができました。消費者の方をはじめ、娘のクラスメートのご家族や、オーケストラの仲間など、皆さん、ありがとうございました。筋肉痛とかなっていませんか?Mくん、本番、ホルンはちゃんと吹けたかな?

ぶじにはざをかけ終わった田んぼの風景が好き。仙丈ヶ岳と、青くて高い空と、そしてどことなくユーモラスな稲架。このマッチングの良さはなんだろう。美しい風景を作り出している実感を持てる時間だ。農業が農産物の生産だけ行っているのではないことを、あらためて意識する。農や食の現状から目を背けているような人にぜひ体験していただきたいと思う。

さて子ども達であるが、初対面も多い中、だれかのお母さんが言っていたけど「土と虫があればすぐに仲良くなれる」。イナゴやカエル、とんぼを捕ったり、水路で唯一たまり水になっているところでタイコウチミズカマキリを見つけて歓声をあげたり、小さい子はわらの束の上で遊んだり。子ども達が田んぼで遊んでいるのを見るのも、いい。

肝心のお米であるが、ずいぶんしいなが多い。菜の花除草を始めて3年になるが、初期生育が悪く、収量もどんどん落ちている。春の菜の花畑はきれいだけど、抑草効果もいまいちだし、来年からはやめてわらの還元だけにしよう。