アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

くん炭作り

 探していた蓋付きのドラム缶をようやくゲットできました。
もともと人参ペーストが入っていたとかで、以前ガソリンスタンドでもらったグリース入りのドラム缶と違って、中はすっきりきれい。そのまま使えます。

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まずは豆殻などを燃やしておきを作ります。
手前にあるのはホームセンターなどで入手できるくん炭器。

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おきができたらくん炭器を中に入れて

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その上から籾殻をたっぷりと注ぎます。

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で、数時間で上まで火が回ると・・・・。籾殻は半分ほどに。

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煙突部分を外し、蓋をして空気を遮断します。一晩もおけば火種は消え、きれいなくん炭の出来上がり。

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苗床の培土に混ぜたり、稲の育苗に使ったこともありますが、土壌孔隙量を増やして土の物理性を高めてくれます。ただアルカリ性が強いので多用には注意が必要です。

よく畑で焼いている人をみかけますが、風で燃え広がりやすいので危険を伴うし、完成した後も火種が残っていて、袋をしまっておいたら再発火して納屋を全焼、なんて話もよく聞きます。その点この方法なら安心。

ただ、籾殻をいっぱい入れると風で吹き飛んだ火種で火事になる可能性はあるので、やっぱりなるべく目を離さないこと、風の強い日は避けるのが賢明です。風が強いとどうしても焼けムラが出ますしね。