ずっと前、新聞記者だったころの上司が昨日、病気で亡くなった。長い闘病生活に別れを告げた。当時の同僚やら仲間が電話をしてくれてわかった。
グラサンにどすの利いた声。どう見てもやーさんだった。駆け出しのころは実際、怖かった。でも気の利いた会話のときは、ヤニで黄色くなった、一本足りない前歯をみせて楽しそうに笑っていた顔が忘れられない。
子供っぽいところがあり、いろいろ衝突もあったけれど、優しい人だった。会社で一番親身になってくれた方かもしれない。奥さんの手料理も忘れられない。早めに退職して上越に居を構え、晩年は好きな海釣り三昧の毎日だった。何度か送っていただいた釣りたての魚も旨かった。
これからは彼岸で釣りの毎日ですか。ホリさん、どうもありがとうございました。合掌