アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

家づくり、スタート

家の設計をお願いしているKさんの家の近くの森で、階段の手すりや手すり子、そして丸太柱にするサワラを切る。久々にチェーンソーで木を切った。こないだの分筆登記の際の測量といい、家作りには林学で学んだことが役に立つ。

木の皮をはぐとみずみずしい芯が出てくる。かみさんも娘も「木って生きているんだね」と神妙な表情。Kさんのねらい通り、家作りにむけて全員のモチベーションが高まってきたような気がする。

その前日はオケのビオラパートの山菜パーティ、そして昨日と連日森で過ごしている。うぐいすや筒鳥が鳴き、こぶしの花が散り、コシアブラのかわいい新芽がきらきら光る。この時期の森は本当に気持ちがいい。連休だとか言ってどこかへわざわざでかけなくても、近所で最高の行楽ができるというのは、やはりこの地に住んでいて良かったと思う。