アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

日照不足

八月はよく雨が降りました。信毎によると八月前半だけで近くの飯田市で降水量が平年比2.7倍、日照時間が3割減とか。後半も晴れの日が少なかったです。

イメージ 1

 このため夏野菜にも異常が。ナス↑とピーマン↓に花がつきません。葉も茂ってはいますが色が悪く、セットに全員の方に両方が入らない事態が続いています。暑さ大好きの彼らにはこの夏はきつかったようです。現在のところ収量は例年の2割といったところ。このほかトマトの例年の6―7割、オクラはようやく採れ始めました。

イメージ 2

 いっぽうでピーマンに近い仲間の万願寺唐辛子は花もしっかりついて平年並の作柄。両者にこれほどの差が出たのは初めての経験です。こちらは京野菜なんだけど日照不足には強いんですね。
 
 めっぽう元気なのがキュウリ。5月まきの先頭打者はそろそろお疲れですが、二番手と三番手が連日大量生産中です。セットに多めに入れて余剰分を近所のスーパー直売コーナーに出していますが、売れ残りが出るほど。まあ、ほかの生産者さんも大量に出荷しているのでしょうがないですね。一部は干しキュウリにして保存食にしています。

 天気が持ち直してくれるとナスとピーマンへの追肥が効いてくると思います。9月反転攻勢に期待してください。