アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

リニアに関するパブコメ応募

南アルプスを貫通するトンネルを掘るリニア新幹線に関する国交省パブコメに応募することにしました。以前有機農研の仲間から教えてもらい、一言言いたいなと思っていたのですが、今日確認したら締め切りが間際。あわてて以下の文章を書いて送りました。
ちなみに電子政府の総合窓口(e-Gov)(http://www.e-gov.go.jp/)の「パブリックコメント(意見募集中案件一覧)」欄や、国土交通省のホームページ
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s304_sinkansen01.html)をご参照ください。締め切りは1月14日(金)です。多くの方が反対の意見を送って欲しいです。
では、稚拙ながら私の意見を以下に貼り付けておきます。



中間とりまとめ拝読しました。
当方行政がリニア招致に躍起になっている地域で農業を営んでおります。南アルプス中央アルプスに挟まれた美しい伊那谷と呼ばれる地域です。ここ最近、リニアのルート問題を新聞などで目にするたびに「そもそも要らないのだけどなあ」と悲しい気分になっています。
この美しい自然を、すでにずいぶん人間は好きなように手を入れて破壊してきたわけですが、ここらで立ち止まるのが人類の叡智ではないでしょうか。右肩上がりの成長幻想にとりつかれていたころのリニア構想も、時代が変わりました。新幹線がスピードアップしている現在、すこし東京と大阪を早く結ぶことができることにそれほど意味があると思えません。莫大な建設費(当然われわれの税金が投入されるのでしょう)をかけ、貴重な自然を破壊して無用の(あえてこう言います)長大構造物を作り、完成後は周辺に電磁波をまきちらし続けるリニア新幹線には断固反対します。
どうか、ルート問題以前に、勇気をもってそもそも論をしっかり行うべきではないでしょうか。それも密室の審議会ではなく、国民レベルで。