アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

アマランサス、もちきび、たかきび

有機農研の雑穀料理教室に顔を出してきた。
伊那市駅前、いなっせ向かいの料理店「藤よし」を営み、あの大谷ゆみこさんの弟子でもある伊藤さんの指導。使うのは我がアンナプルナ産のアマランサスとタカキビ、よその子のもちきびなど。そう、伊藤さんの店ではうちの雑穀を使ってくれているのだ。

で、「たらこのようなアマランサスパスタ」と「もちきびポテトセサミック」の2品を実演してくれる。アマランサスというやつはどうもあの独得の匂いが気になっていたのだが、軽く炒ってから生姜で炊くというのがポイントのよう。まったく匂いが気にならなく仕上がっていた。美味。

それにしても、自分の野菜が一流の料理人によって素敵な料理に変身していくのを見守るというのは幸せなものだ。照れくさいような、自分の子が成長して活躍しているのを陰で目を細めて見守っているような感覚。

それが土曜日で、日曜日の夜には早速試してみた。もちきびがないのでアマランサスで代用したが、なかなかいけた。古い(一昨年栽培)赤い種類を使ったが、こっちの方は白色種より匂いが強いようだ。時間がかかるが、我が家の一品に加えてもよい。ただし、五歳の娘はパスタは食べずに「お茶漬け!」と要求されてしまったが。(涙)