アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

精米補助剤

白くてピカピカしたご飯。納豆に豆腐の味噌汁、それに焼き魚でもあればもういうことはない。至福の朝ご飯である。

しかし。最近、このぴかぴかご飯を精米補助剤という名の石油製品が演出しているのをご存知だろうか。昨年秋くらいから衆院農水委でも話題にあがっているが、石油製品のプロピレングリコールや合成甘味剤のD-ソルビット、燐酸塩など。なんのことはない、「プラスチック米」ともいうべきものだ。弁当屋やコンビニおにぎりなどで出まわっているそうだ。

以前93年の米不足の時にタイ米によく使われたが、最近はコイン精米機に「精米補助剤投入口」なるものがついたのがあるそう。古米、古古米を新米に見せようとするものだろう。そういえば新米と表示して販売しているコメの多くに古米、古古米が混入されていたという話も聞く。

精米補助剤に関しては表示の義務もあいまいなよう。低モラルの一部極悪業者の仕業だと思いたいが・・・。