アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

パイプ支柱の直し方

去年、台風で倒れた花豆のアーチ型支柱。

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鉄製で、「キュウリ支柱」として一組700円ほどで市販されているもの。これで3万円ほどの損害になります。
でも、ビンボーエコな農家は曲がった支柱も直して使います。
アーチ型のRの首部分が曲がりやすく、被害はだいたいここに集中します。
曲がりが手前左のように鋭角になったものはたいてい直りません。無理に直そうとすると首のところでぱっくり折れてしまうので直管状にして支柱の補強部材として再利用。右のように鈍角の曲がりは復活の可能性アリ。

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以前は地面に万力を固定したりプライヤーやらバールやらいろんな道具を駆使してあれこれ苦労しながらやっていましたが、ご近所のベテラン農家さんに言われて立木のまたを使ってみるとこれが道具いらず。コツをつかむと意外に簡単に直るのです。知恵ですね~

というわけで、雪が解けたので畑に放置してあった支柱を回収して庭のリンゴの木(奥に見えるやつね)に頑張ってもらいました。まったく実をつけないか、つけたと思ったら落としてしまう「ニュートンのリンゴ」、切っちまおうかと思っていたところ、枝ぶりがこの作業に最適なことが判明し、しばらく苦行に付き合ってもらうことに。

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↑復活した支柱。折れたRの首部分はさすがにゴミになりますが、半分以上が再使用可となりました。
キュウリ支柱が終わったのでこれから雨よけハウス(↓昨年10月の台風ね)のリペアに取りかかるとしましょう。

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