アンナプルナ農場の気まま日記

信州伊那谷で有機農業に取り組んで20年。農場の「いま」をお届けします。

にしざわにて

夕方、出荷している近所のスーパー「にしざわショッパース信大前店」に行く。フェイスの整理をしていると「出荷している方ですか?」と女性が声をかけてきた。「これ、特別栽培って書いていますけど、有機肥料は使っていて、農薬もできるだけ少なくってことですか?」だって。がびょーん。やっぱり特別栽培って意味が分からないよなあ。うちは認証を取っていないから「無農薬」とか「有機」の表示ができないけど、おしらせなどで詳しく書いているので分かってもらえていると思っていた。

えー、無農薬無化学肥料栽培、です。まあヒトの食べるものを作るということを考えると当たり前のことだけど、「無」というのも「特別」というのもどっちも嫌な表現だ。まして「有機」。有機肥料(亀の甲の有機物が少しでも含まれる肥料)をまったく使わない農業と言うものがあるだろうか。

「おいしいから、いつも利用しています」。そう、それでいいじゃないですか。そうやってお互いに顔の見える付き合いができるのは嬉しいことだ。これからもどうぞよろしく。